複数の情報源から、荒らし共栄圏が使用していた攻撃手法が断片的に明らかになっている。
DDoS攻撃
唐澤貴洋Wikiによれば、荒らし共栄圏は既存のDDoS用APIを利用するサイトを攻撃ツールとして使用していた。自前のボットネットを構築するのではなく、第三者が提供するDDoSサービスを利用する手法であったとされる。(出典:唐澤貴洋Wiki)
構成員「みどくり」がDDoSツールに関わっていたとされるが、2022年以降は活動を停止したとされる。(出典:唐澤貴洋Wiki)
Discordサーバーnuke(破壊工作)
Fyra Labsの調査によれば、荒らし共栄圏の主要な活動はDiscordサーバーへのレイド(集団攻撃)とnuke(破壊工作)であった。レイド完了ごとに報酬が支払われる制度も存在した。(出典:blog.fyralabs.com)
荒らし共栄圏の公式サイト「荒らし.com」には「荒らしツール」セクションが設置されており、「すべてブラウザで実行可能」とされるツール群が公開されていた。ツールの中にはDiscordサーバーのnukeツールも含まれていたとされる。(出典:荒らし.com、blog.fyralabs.com)
掲示板連投スクリプト
唐澤貴洋Wikiでは、掲示板への連投用スクリプトも攻撃ツールとして挙げられている。コメントやURLの大量投稿による掲示板荒らしは、荒らし共栄圏の基本的な活動の一つであった。(出典:唐澤貴洋Wiki)
Fediverseスパムスクリプト
2024年2月のOperation Beleaguerでは、メンバーのamex2189がMisskeyスパムスクリプトを開発した。GitHub上の既存プロジェクト(misskey-nukeとmisskey-account-generator)を改良したもので、オープン登録のインスタンスに大量のアカウントを自動作成しスパム投稿を行うツールであった。(出典:blog.fyralabs.com)
楽天モバイル不正アクセスツール
楽天モバイル事件では、自作プログラム2本が開発されていた。ChatGPTでコードの改良・高速化が行われ、匿名化機能も実装されていた。(出典:piyolog)
出典について
攻撃手法の詳細はユーザー編集型wiki(唐澤貴洋Wiki)やセキュリティブログ(Fyra Labs)からの情報であり、警察発表で確認された手法は楽天モバイル不正アクセスの自作プログラムのみである。
