2024年2月、Mastodon・Misskey系サーバーに対する大規模スパム攻撃が発生した。英語圏のセキュリティブログFyra Labsの調査により、荒らし共栄圏(CTKP)の関与が詳細に報告されている。TechCrunchもMastodon CEOへの取材を基に事件を報じた。(出典:blog.fyralabs.com、TechCrunch)

攻撃の背景

事件の発端は、荒らし共栄圏とDiscord botの運営団体「KuronekoServer」との紛争であった。2023年12月、荒らし共栄圏がKuronekoServerのリーダーの個人情報を晒したことから対立が激化。荒らし共栄圏はKuronekoServerのDiscordサーバーへのレイド攻撃と、開発者に対する虚偽の告発を開始した。(出典:blog.fyralabs.com)

攻撃の経緯

2024年2月上旬、荒らし共栄圏のメンバー「a**x2189」がMisskeyスパムスクリプトを開発。2月12日から小規模テストが始まり、2月15日には大規模攻撃に移行した。スパムにはCTKPの声明文やDiscord招待リンクが含まれ、KuronekoServerの開発者「ap12」を犯人に仕立てるフレーミング工作も行われた。(出典:blog.fyralabs.com)

攻撃はオープン登録の小規模Fediverseインスタンスを悪用し、大量のスパムアカウントを自動作成するものだった。

影響と対応

Misskey.ioはフェデレーション(連合)の制限措置を実施し、刑事告訴の方針を表明。KuronekoServerもスパムの90%以上が荒らし共栄圏の約6名の首謀者によるものとして告訴の意向を示した。(出典:blog.fyralabs.com)

ツール開発者の「a**x2189」は攻撃開始から72時間後に消失しており、親によるデバイス没収または当局の介入の可能性が指摘されている。(出典:blog.fyralabs.com)